「認証工場と指定工場のどちらで車検を受けた方がいい?」
「認証工場と指定工場の違いは?」
上記のような疑問にお答えします。
認証工場と指定工場の大きな違いは、「第三者による検査」があるか、ないかです。
ディーラーですら行政処分を受けるくらいなので、第三者により検査がある認証工場のほうが品質が担保されていると思いますよ。
認証工場と指定工場の違いは?
繰り返しになりますが、認証工場と指定工場の大きな違いは、「第三者による検査」があるか、ないかです。
それぞれの違いを表にまとめてみました。
認証工場 | 指定工場 | |
第三者による検査 | あり | なし |
車検がおわるまでの日数 | 2~3日間 | 即日~3日間 |
車検検査を受ける場所 | 国が運営する車検場 | 自社の検査ライン |
認証工場では、車検整備は工場で行いますが、車検検査は国道交通省が管理している「車検場」で行います。
車検場では、検査官がいるので、彼らが車検検査を行います。
ここで検査に合格すれば無事に車検証をもらえますが、不合格ならもう一度検査に通さなければいけません。
いっぽうで指定工場は、自社で車検整備と車検検査を行うため第三者の検査はありません。
指定工場は第三者による検査がない
指定工場の車検はすべて自社で完結できるため、車検場に車を持っていく手間もありませんし、第三者による車検検査もありません。
そのおかげで即日車検に対応できたり、土日でも車検ができたりもします。
しかしながら第三者による検査がないことから、不正検査が行われやすい事実もあります。
国土交通省の「国土交通省ネガティブ情報等検索システム」で検索するとわかるのですが、不正な検査や点検に漏れがあり、「指定取消」や「保安基準適合証等の交付停止」
などの行政処分を受けた事業所がたくさんあります。
ご覧のとおり、トヨタの指定工場も行政処分を受けています…
ディーラーでさえ、行政処分を受けていることからわかるように、第三者による検査がないと、いかに不正が起こりやすいのかが推測でくるのではないでしょうか。
ちなみに「保安基準適合証等の交付停止」とは、指定工場の車検検査の停止を意味します。
認証工場と指定工場のどちらで車検を受ければいい?
認証工場、指定工場のどちらで車検を受けてもいいとおもいます。
認証工場では車検場まで行く時間があるので、納期は早くても2~3日ほどかかります。
でも第三者による車検検査が入るので品質は間違えないでしょう。
たいして指定工場は自社で車検のすべてを行うので、即日で車検がおわる工場もありますし、土日に車検もできます。
でも…ディーラーですら行政処分を受けてしまうくらい点検に不備が生じやすいのも事実です。
わたしだったら時間をかけてでも確実なほうを選びます。
高い整備料を払っていますし、普通車なら2年に一度だけの検査なので品質は求めたいです。
まとめ:認証工場と指定工場の違いは第三者による検査があるか、ないかです
認証工場と指定工場の大きな違いは、「第三者による検査」の有無でした。
認証工場 | 指定工場 | |
第三者による検査 | あり | なし |
車検がおわるまでの日数 | 2~3日間 | 即日~3日間 |
車検検査を受ける場所 | 国が運営する車検場 | 自社の検査ライン |
第三者により検査が入っていたほうが、品質が担保されるのでおすすめですが、どうしても土日に車検を終わらせたいというかたは民間車検場もありだと思います。
ただし第三者による検査が入らないリスクを理解しておくべきです。
車のメンテナンスの責任は、最終的にはユーザーになりますので。